以前 かんりす施工事例紹介~タモ材~ の記事で、
タモ一枚板を使ったカウンターと、タモ無垢板のテーブルを紹介させて頂きました。
扱いやすく人気のタモ材に続きまして、今回はウォールナット材をご紹介します。
ウォールナット材とは?
ウォールナット材はクルミ科の広葉樹
チーク、マホガニーと共に世界三大銘木のひとつに数えられるウォールナットの、紫色を帯びた深い暗褐色の美しい木目は、世界的に評価が高く高級材の代名詞となっています。
北米産ウォールナットの中で代表的なブラック・ウォールナットは、真正のウォールナット種のひとつで、
日本において「ウォールナット」と呼ばれる材は、このブラック・ウォールナットを指していることが一般的です。
▽ウォールナット材で仕上げた無垢の床です。
以前、 かんりす施工事例~スイス漆喰~ の記事でリボス社の自然塗料をご紹介した時の物件です。
自然素材100%住宅の集大成とも言えるこちらの物件の床は、ウォールナット材で仕上げています。
ウォルナット材の表情
ウォールナット材の最大の魅力は、紫色がかった暗褐色の深い色合いと、その美しい木肌です。
製材直後の木肌は明るい色をしていますが、辺材と心材の境にあるフェノール酸化酵素が空気に触れることによって、数時間で濃い鮮やかな紫を帯びた暗褐色へと変化します。
また、ウォールナットの木は空に向かってまっすぐに成長するため、多くは整った木目を持ち、部分的に含まれる波状や巻毛状の木目と混じりあうことによって、独特の美しい表情を作り出します。
幹が細いため、製材すると暗褐色の心材だけでなく白太と呼ばれる辺材も現れ、独特な色のコントラストは他の樹種に着色しても再現が困難なことから、ウォールナットの価値をより一層高めています。
ウォールナット材は、重厚な紫色も感じるような黒に近い茶色になります。そのため、ウォールナット材で作られた家具は重厚で高級感のある仕上がりになります。
どんな部屋でも溶け込むタモ材と、シックで存在感のあるウォールナット材とでは、イメージも大きく違います。
創りたいお家のイメージに合わせて、樹種を選びましょう。
木材といえば「長く使うほど味がでる」といいますが、ウォールナット材の経年変化は、濃い茶色が明るい茶色に変化していきます。使い込んだ後にどのような変化があるのかも考えて選択していきたいですね♪
▽夜はガラリと様子が変わります。素材を最大限生かした主張しすぎない照明設計です。
奥には大理石の玄関が見えます。
木材と言っても、「どの樹種が良いのかなぁ?」と悩んでいても、知識も必要で一人で調べてもキリがありません。
情報量の多さからなかなか自分の好みを見つけられず、見つけたところで、本当にこれで良いのか確信も持てず・・
もしかしたら家を建てるにあたり、一番知識が必要で難しいかもしれません・・・。
かんりすは、そういったご相談・お悩みに寄り添い、一人ひとりに寄り添ったアドバイスさせて頂きます。小さなことでもお気軽にご連絡ください。