自然素材の魅力
天然繊維には化学繊維には無いさまざまな魅力があります。
その中でも代表的な ”麻”
麻は天然繊維の中で最も涼しい繊維といわれ、温度や湿度の高い季節に適した夏素材の代表とも言える植物繊維素材。
清涼感があるので、春夏のアイテムにピッタリです◎
手作りのリネン素材のアイテムたち。一点取り入れるととてもさわやかな印象に♪
・ライトグリーンのエプロン
・薄いパープルのスカート
・マスク
今回は麻の中でも”リネン”の特徴をまとめてみました📝
あらためて天然繊維の良さを知るきっかけになれればと思います☺
麻の種類
麻は植物に含まれている繊維の総称で、その種類は20種類近くあるといわれています。よく聞く”リネン”もその一つです。
麻の代表的なもの
・リネン 原料:亜麻(あま)→フラックスという植物。糸になってからの工程でリネンと呼ばれます。
・ラミー(苧麻:ちょま)→多年草の植物で繊維は茎の靭皮(じんぴ)部から採取されます。
・ヘンプ(大麻:たいま)→桑科の1年生で、雌雄異株の双子葉植物のことをいいます。
・ジュート(黄麻:こうま)→シナノキ(田麻)科に属し、バングラデシュやインドなど熱帯地方で栽培されています。
この中で、衣料など繊維製品に付けられる「家庭用品品質表示法」の「麻」という表示を課しているのは、「リネン」と「ラミー」の2種類になります。
◆リネンの特徴
-
吸水性・速乾性
リネンは水分を吸収して、すぐに乾きます。吸水性は綿のおよそ4倍と言われています。半乾きも予防できるので衛生的です◎
-
通気性・保湿性に優れる
リネン繊維は、中が空洞になっていて空気をため込む性質があります。体温が上昇したら熱気がその空気層に行き、溢れた熱気は外に出します。
この繊維自体が一定の熱量変化に自動で対応してくれることで内側の温度を一定に保つことができるのです。冬は体温で暖まった空気が逃げることなく、身体を温めてくれます。 -
抗菌性
細菌の発育や増殖を阻止する性質が備わっています。その為、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれる効果があり、キッチン用品にはピッタリです。リネンの繊維に含まれるペクチンの効果で、汚れが染み込みにくい性質があります。また繊維の毛羽が付着しにくいことから衛生的です。
-
耐久性
しっかりとした繊維でできているリネンは耐久性も優秀。
水に濡れると強度が約60%ほど高くなるため、洗濯機で強めに洗っても大丈夫◎丈夫で長持ちします。 -
熱伝導性
麻は天然繊維の中で突出した「熱伝導率の高さ」を誇っています。熱伝導というのは、物質ごとに熱の伝わりかたを表したもの。夏になると〝接触冷感〟という言葉をよく耳にすると思いますが、触るとひんやりと感じる〝あれ〟です。温まりの速さはウールさえ勝てないと言います。
日々の暮らしに麻を
機能性も抜群に優れる麻は、あらゆる環境に対応できる最強の天然素材と言えます👏
化学繊維と比べると少々お値段は高くなりますが、
その分、天然繊維特有の風合いや肌触り、優しい色味を楽しむことができます。
余計なものが入らず化学的に加工されていないので、お子様にも安心・安全❕
経つほどに風合いが増していくので愛着が湧きますね..♡
これからの季節にお気に入りのアイテムを探してみてください☺